原水禁大会
2005.8.7

核兵器廃絶に向けたナガサキ・アピール

 長崎は、被爆60年を迎えます。1945年8月9日午前11時2分、長崎に投下された原爆は一瞬にして7万人もの尊い命を奪い、長崎の街は瓦礫の山と化し、今なお多くの被爆者が、国の内外で苦しめられています。

核兵器と人類は決して共存できません。今、あらためて被爆国日本からノーモア・ナガサキ、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ヒバクシャの訴えと核兵器廃絶に向けた決意を新たにしようではありませんか。

 私たち連合・原水禁・核禁会議の三団体は、被爆60年にあたり様々な行動を積み重ねてきました。平和市長会議が提唱した2020ビジョンを支持し、全国規模での核兵器廃絶1000万人署名運動を展開しました。また被爆者援護施策の一層の充実に向けて厚生労働省への要請行動を取り組みました。さらに本年5月に開かれた国連の核拡散防止条約(NPT)再検討会議では66名の統一派遣団を送り「核兵器廃絶ニューヨ−ク行動」を実施しました。

 NPT再検討会議は結局、最終文書を採択できないまま閉会しました。核兵器保有国による「廃絶への明確な約束」という2000年合意が後退したばかりか、北朝鮮のNPT脱退と核兵器開発、イランの核開発疑惑、「核の闇市場」などの新たな問題で責任ある議論と方向を打ち出すことができませんでした。一方、包括的核実験禁止条約(CTBT)の死文化の動きや小型核兵器開発を進める米国の姿勢には、多くの国から批判があがりました。核兵器超大国である米国のNPT再検討会議でのこうした態度は世界平和の流れに逆行するものであり、決して許されません。

 みなさん!

 連合・原水禁・核禁会議の三団体の取り組みは多くの行動を成功させました。核兵器廃絶署名運動では850万人もの署名が寄せられました。署名は三団体代表の手で4月25日に首相官邸に、また5月4日には国連総会本会議場でデュアルテNPT再検討会議議長に直接手渡され、長崎市の伊藤市長、広島市の秋葉市長とともに被爆国民の思いがしっかりと伝えられました。さらにニューヨーク行動では多くのNGOとの連携の下、派遣団はデモや平和集会を取り組み、また国際自由労連(ICFTU)との連帯により国際労働運動での核兵器廃絶の取り組みが初めて実現しました。こうした力が今、核兵器廃絶と平和を願う「2005平和ナガサキ大会」として実現したのです。

 核兵器廃絶、すべての核実験の禁止、内外被爆者の支援強化に向けて私たち三団体は一層の団結を固めましょう。多くのNGOや世界の働く仲間たちと連携し、平和運動を前進させましょう。被爆60年、今ここに、私たちはしっかりと誓い合います。

ノーモア・ナガサキ!

2005年8月7日
被爆60年核兵器廃絶2005平和ナガサキ大会