原水禁大会
2007.5

核も戦争もない平和な21世紀をつくろう!

被爆62周年原水禁世界大会
ポスターデザインはU.G.サトーさん

被爆62周年原水禁世界大会への参加を

被爆62周年原水爆禁止世界大会開催への
参加・賛同のよびかけ

米国における9・11同時多発テロ以降、世界はすっかり不安定な状況へと陥ってしまいました。米・ブッシュ政権は「対テロ戦争」、「大量破壊兵器の拡散阻止」という名分の下にアフガニスタンとイラクに侵攻し、際限なく続く破壊と殺戮はいまだ出口さえみえていません。しかしいま、世界各地で平和を求め、ブッシュ政権の武力に「NO!」という声が広がり、強さを増していることは大きな希望です。私たちも平和は武力ではなく対話によってこそ築かれると、強く訴えています。

 それでも力の政策を象徴する核兵器は、いまなお世界に3万発も存在し、地球に生きるすべての生命を脅かしています。とりわけ米・ブッシュ政権は、新型核兵器の研究・開発をすすめ、インドと原子力協定を結ぼうとするなど、NPT(核不拡散条約)体制を骨抜きにしようとしています。このような米国の対応は、世界に新たな核軍拡の流れを生み出しています。

 朝鮮民主主義人民共和国(以下・北朝鮮)の昨年10月の核実験は、日本に大きな衝撃を与えるとともに、東北アジアを緊張と不安定な状況に置く結果となりました。同じ状況がイランでも起ころうとしています。私たちは六ヵ国協議が進展し、北朝鮮核問題が解決することを求めます。

 日本の安倍政権は、米軍再編成や日本の有事体制強化などによって、米国の核・軍事戦略との一体化をすすめていますが、さらに憲法9条を改悪し、本格的な戦争国家への道を歩もうとしています。そのために教育基本法を改悪し、防衛庁を「省」へと昇格させました。北朝鮮の核実験を機に、より排外的民族主義を広げ、閣僚からも核保有についての発言が繰り返されました。その上プルトニウムの積極的な利用政策によって、日本・アジアを放射能の危険にさらしています。いまや日本は東アジアで緊張をつくりだす存在になりつつあります。

このように世界で動乱が拡大し、平和への脅威がすすむなかで、私たちはあらためてヒロシマ・ナガサキの持つ重みを考え、今後の反核・平和へむけた運動のあり方を考えなければなりません。

私たちは「被爆62周年原水爆禁止世界大会」の開催を呼びかけるにあたり、これまで原水爆禁止運動が取り組んできた、核兵器廃絶、ヒバクシャ援護、脱原発などの課題について、あらためてみなさんに訴えたいと考えます。

 私たちは核兵器廃絶を現実的課題として実現しなければ、人類の未来はないと考えます。そのための重要な一歩として、日本が国是とする「非核三原則」の法制化と、東北アジアの非核地帯化を、緊急に重要な課題として運動化し、実現したいと考えます。一方、核の被害者に対する援護も緊急な課題です。高齢化する被爆者、とくに差別的取り扱いを受けている在外被爆者への援護措置、なんらの援護もない被爆二世・三世問題の解決が迫られています。また世界で核開発がすすむなかで多くのヒバクシャが生まれましたが、その実態はほとんど明らかになっておらず、これらヒバクシャに対する援護・連帯も重要な課題です。

私たちはまた脱原発も重要な課題としています。とくに六ヶ所再処理工場の危険や高レベル放射性廃棄物の最終処分地問題を訴えたいと思います。このほかにも原子力空母の母港化、ミサイル防衛の実態など、重要な課題が多く存在しますが、これらの課題の取り組みを世界大会で討議し、運動を広げていきたいと考えます。 

 みなさんと共に、ヒロシマ・ナガサキを原点とし、「核と人類は共存できない」との旗印を高く掲げ、日本はもちろん、世界の人々と討論し、新しい平和への道筋を発信しようではありませんか。被爆62周年原水爆禁止世界大会に多くの人々が賛同され、参加されるよう呼びかけます。

2007年3月13日

被爆62周年原水爆禁止世界大会実行委員会 
実行委員長  岩松 繁俊 
副実行委員長  向井 高志 
市川 定夫 
山本 潤一 
西尾 漠 
田巻 一彦 
事務局長  福山 真劫 


 主な日程は次の通りです。

◎国際会議
8月3日(金)10:00 - 17:00 大阪国際交流センター国際会議場

◎広島大会
8月4日(土)- 6日(月)

◎長崎大会
8月7日(火) - 9日(木)