原水禁大会
2008.4

核も戦争もない平和な21世紀をつくろう!

被爆63周年原水禁世界大会への参加を

被爆63周年原水爆禁止世界大会開催への
参加・賛同のよびかけ

 63年前ヒロシマ・ナガサキに投下された原子爆弾は、一瞬にして地獄の世界を作り出し、核時代という不幸な時代の幕を開けしてしまいました。そしていま2万7千発余の核兵器と世界に増え続ける原子力施設によって、人類は核による脅威にさらされ続けています。私たちの強い願いにもかかわらず、核軍縮は進まず、核兵器は5カ国だけでなくインド、パキスタン、イスラエル、朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮)などへ拡散しています。

 さらに01年の9・11同時テロは、世界秩序のありかたにも大きな影響を与えました。米・ブッシュ政権はアフガニスタンやイラクへ侵攻し、暴力と憎しみが覆う世界を作り出す一方、米軍再編という名の下にアジアに大きく軍事力を展開し始めています。しかし世界最強の軍事力を背景に続けてきた米国の覇権主義は、随所でほころびを見せ始め、軍事介入政策の転換をうながす大きなチャンスとなっています。

 東北アジアでは、北朝鮮が06年に米国による長年の軍事的脅威のなかで核実験を行い緊張を高めましたが、核開発放棄を求める6カ国協議で「対話」が重ねられ、少しずつ展望が開かれつつあります。いま東北アジア非核化の実現は現実味を帯び始めているといえます。

 ひるがえって日本では、積極的に米軍事戦略に協力してきた自公政権はますます米軍への傾斜を強め、米軍基地強化、ミサイル防衛推進など米軍再編の中核を担うなかで、自らも有事体制強化、9条を始めとする憲法の空洞化と実質改憲への動きも引き続くなかで、戦争の出来る国へ変貌しようとしています。日本はいまや東アジアで緊張を高める存在となりつつあります。

このように米国を中心とする一極体制が大きく揺らぎつつある一方、国内では平和・民主主義に対する脅威が引き続く状況のなかで、私たち平和・原水禁運動には、ヒロシマ・ナガサキの意味を問い続け、反核・平和を求める運動をどう発展させていくかの議論が求められています。

 私たちは、「被爆63周年原水爆禁止世界大会」の開催を呼びかけるにあたり、核を頂点とする「武力で平和はつくれない」こと、対話・信頼醸成と共生の社会を作り上げる過程でのみ、平和と安全が保証されることを確認し、次のように核兵器廃絶、ヒバクシャ援護、脱原発の課題を討議し、取り組んでいきたいと考え、みなさんの参加・協力を要請するものです。

●核兵器廃絶の課題:NPT体制を強化し、東北アジア非核化を目指し、米核戦略と軍事一体化を進める日本の軍事強化路線に反対する日本と世界の連帯した運動の方向やあり方を論議します。「米軍再編」、「ミサイル防衛」、「米印原子力協力」反対を強くアピールします。

●ヒバクシャ援護の課題:高齢化するヒロシマ・ナガサキの被爆者の原爆症認定問題や、戦争責任・戦後補償の問題も含めた在外被爆者の問題、なんの援護もない被爆二世・三世の問題などの解決が迫られています。また、いまだ全貌が明らかにされない各地の核被害者の問題、原発・原子力施設のヒバクシャの問題、劣化ウランによるヒバクの問題などに対するヒバクシャへの援護と連帯の運動の方向やあり方を論議します。

●脱原発の課題:六ヶ所村再処理工場・もんじゅ・プルサーマルなどのプルトニウム利用政策に反対し、高レベル放射性廃棄物の最終処分問題、中越沖地震で見えた「原発震災」の問題など原子力政策の根本的転換を求めます。さらに8月19日に予定されている原子力空母の横須賀母港化に対して、米軍再編と核事故の危険が結びつく重要な課題として、具体的な反対運動の方針と行動を構築します。

 私たちはヒロシマ・ナガサキ・ビキニや世界で多発している核被害から「核と人類は共存できない」ことを学んできました。私たちは、これらの経験を私たちの責務として、世界に発信し、世界の人たちと連帯し、核のない社会を目指して運動を続け、広げたいと考えます。横須賀(国際会議)、広島、長崎と開催する原水爆禁止世界大会に多くの方の参加を求めます。

2008年4月3日

被爆63周年原水爆禁止世界大会実行委員会 
実行委員長 市川 定夫 
副実行委員長 向井 高志 
川野 浩一 
山本 潤一 
西尾 漠  
田巻 一彦 
事務局長 福山 真劫 


 主な日程は次の通りです。

◎国際会議
8月2日(土)10:00 - 17:00 「ヴェルクよこすか」6階会議室(横須賀中央駅徒歩5分)

◎広島大会
8月4日(月)- 6日(水)

◎長崎大会
8月7日(木) - 9日(土)