資料
2002.10.24

北朝鮮の核兵器開発に断固抗議し、即時中止を求める声明

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は平壌で行った米朝高官協議の場で、核兵器用の濃縮ウランの開発を秘密裏に進めていることを認めた。この北朝鮮の核兵器開発は、1994年に核開発の凍結を約束した米朝枠組み合意に反し、また、核拡散防止条約(NPT)や1992年の朝鮮半島非核化共同宣言にも明白に違反するものであり、断じて許すことはできない。とりわけこの開発は、北東アジアにおける緊張を極度に高めるものであり、核兵器の開発や実験、配備、使用などを許さない立場で活動してきた我々は、強く抗議する。
 先の日朝平壌宣言では、「朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守する」ことが確認されている。北朝鮮は、共同宣言を誠実に履行するためにも直ちに核兵器開発計画を中止し、国際原子力機関(IAEA)などによる厳正な核査察と国際的な監視の中で核兵器開発施設の撤去がなされることを求める。
 日本政府は、日朝国交正常化の中で、この問題に厳正に対処し、計画の中止と施設の撤去を求めるべきである。北東アジアの緊張の緩和のために、被爆国の日本政府が積極的リーダーシップを発揮し、米国、韓国、中国、ロシアなどの各国に対してあらゆる問題を対話を通じて平和的に解決することを求める。
同時に、日本の非核三原則の厳正な遵守を求める。
 被爆者の長年の悲願である核兵器廃絶を目指すためにも、あらゆる核兵器開発に我々は反対し、今後も運動を強化していく。

以上

 2002年10月24日

日本労働組合総連合会
原水爆禁止日本国民会議
核兵器禁止平和建設国民会議