出版物原水禁ニュース
2002.12号 

原発・原子力施設立地県全国連絡会第2回総会から

11月18日〜19日、原発や関連施設がある14県と中央単産などからの参加を含めて24名が参加し、静岡県掛川市で原発・原子力施設立地県全国連絡会の第2回総会が開催されました。
総会は、道見新潟県平和運動センター代表が議長を兼ねて進行し、地元静岡県平和センター市川議長と原水禁国民会議福山事務局長から連帯挨拶を受けた後、議事に入りました。東京電力の事故隠しに端を発し、東北・中部・四国・中国・日本原電等でも隠ぺい工作が行われていたことが次々と発覚し、組織的な隠ぺい体質のもとで原発が運転されていた事実が明らかにされ、国民の電力業界に対する不信と不安が高まっています。その一方で、安全規制が十分機能してこなかった問題を対処療法的な問題にすり変えて規制緩和が議論されています。こうした中、立地県どうしの連携を強めて、(1)原発の新増設反対、(2)老朽原発の運転停止、(3)中間貯蔵・最終処分場の建設反対の運動を強め、2003年6月に脱原発全国集会を開催し、原発政策の大転換の実現をめざしていこうという基本方針を確認しました。
また、役員改選も行われ、新代表に青森県原水禁、副代表に新潟県平和運動センター・福島県平和フォーラム・福井県平和センター・原水禁佐賀県協議会、事務局に福井県平和センターを選出し、氏名については後日確認することにしました。

総会の後、原子力資料情報室の西尾漠さんから「原発の事故隠し問題とプルトニウム利用政策の終えん」と題した記念講演を受け、参加した全県からは各地の現状と運動を報告、率直な悩みや問題意識を共有しあいました。核とは共存できないという視点で、各県の連携を強めながら対岸の火事ではなく自分自身の問題として脱原発社会の実現に向けた運動を自信を持って進めていくことを全体で再確認した総会でした。
翌日には浜岡原発5号機建設現場の視察も行いましたが、ここでも一部の人の視察が断られるなど閉鎖的な電力会社の体質も明らかにされました。
(福井県平和センター・水上賢市)