出版物原水禁ニュース
2003.9号 

みんなで楽しんだ 子どものひろば
"メッセージfromヒロシマ2003"

 今年、3回目となる、高校生を中心とした実行委員会が企画・運営する「メッセージfromヒロシマ2003」が8月5日に開催され、全国から約400人の子どもたちが参加しました。広島朝鮮初中高級学校高級部舞踊部の皆さんの美しい朝鮮舞踊で幕を開け、最初に、参加した子どもたち全員が、平和の思いを配られたメッセージカードに書き込み、それを色の付いている台紙に張り合わせるというモニュメント作りの作業を行いました。何が出来たかは最後のお楽しみです。その後、各地域からの代表者が「核や戦争のない、暴力や差別のない平和な社会が訪れるよう全国各地で頑張りましょう」との1分間メッセージを発表、続いて海外からは韓国、ブラジルの2ヵ国から平和への思いが語られ、とくに、韓国からは30人の中学生が参加し、メッセージと共に朝鮮民謡「アリラン」も披露してくれました。
 最後のお楽しみはアジアンスパークのダンス教室です。全員で楽しく「花まつり」を踊って盛り上がった後、エンディングを迎えました。実行委員全員で考えた平和のメッセージを、首相官邸と核保有国に電子メールで送信。そして、みんなで作ったモニュメントが発表され、−何とハートマークでした−みんな少しヒートアップ。その熱気をそのままに、「戦争よりまつりを」という思いを込めて「花まつり」を踊り、興奮冷めやらぬままフィナーレを迎えました。

韓国大邱(テグ)の子どもたち


全員で「花まつり」を踊り盛り上がりました。

 ※参加地域、団体の一覧です
北海道、青森、宮城、秋田、山形、福島、富山、長野、新潟、福井、栃木、群馬、茨城、埼玉、東京、三多摩、神奈川、三重、広島、香川、福岡、大分、長崎、熊本、沖縄、生活クラブ生協神奈川



メッセージfromヒロシマ2003

 私たちは今日、広島に集まりました。戦争をすることがどんなに愚かなことで、悲しいことであるということを学ぶために。そして、確かめ合いました。平和が何よりも大切なことで、世界の人と協力してそれを守っていかなければならないということを。
 昔のある人がこう言いました。「1人の人を殺すのは犯罪になる。でも、戦争で100人の人を殺すと英雄になる」人間は誰でも大切な人で、誰であってもその大切な人の命を奪うことができないのです。でも、戦争になると、その大切な人の命を奪うことの方が良いことになってしまうのです。戦争はこんな大切なことを忘れさせてしまうのです。お互いを思いやるという人間らしい心をなくさせてしまうのです。
 私たちが生まれる何十年も前に世界中を巻き込んだ戦争がありました。その戦争で世界の人が人間らしい心を忘れ、多くの人の命を奪いました。日本もまた、アジアの国々を侵略し、そこに住む人たちのいのちを奪いました。そして、たくさんの空襲、広島・長崎におとされた原子爆弾によって多くの命が奪われました。この戦争で世界は戦争の愚かさを、悲しさを学びました。
 それなのに今でも戦争が続いています。そして、日本も、また戦争のできる国になってしまいました。戦争の愚かさ、悲しさを学び、もう二度と戦争を起こさないようにみんなで約束し合ったのに。そして、それを世界に広めていこうと誓い合ったのに。
 21世紀は私たち子どもの時代です。そんな時代に戦争など起こしてほしくありません。お互いを思いやるという人間らしい心を大切にして、だれもが平和に暮らせるようにしたいのです。だから、私たちは戦争をゆるしません。戦争に使われる核兵器もゆるしません。戦争に関わるあらゆるものを許しません。そして、世界中の人と手を取り合い核も戦争もない平和な21世紀になるように頑張ります。

 2003年8月5日 
子どもの広場(メッセージfromヒロシマ2003)参加者一同