出版物原水禁ニュース
2006.10 号 

今なら、まだ間に合う!上関原発詳細調査のストップを!
破壊の危機に瀕する貴重な自然

高島美登里 長島の自然を守る会代表(投稿)

6月号で『上関原発建設計画の原子炉設置許可申請に必要な「詳細調査」作業規模の拡大を阻止する18日間のたたかい』が報告されました。今回は現地の貴重な自然環境と生態系が破壊の危機に瀕している現状と、それに反対する取り組みをお知らせします。

★詳細調査で破壊の危機に瀕する貴重な自然

ヤシマイシン近似種 ハヤブサ 田スナビキソウとアサギマダラ

上関原発予定地長島は、世界的に希少な貝類をはじめ、スナメリ・ナメクジウオ・カラスバトなど、他の地域では絶滅に瀕した生物が健全に生息しており、専門家からも「瀬戸内の原風景」「究極の楽園」と絶賛される豊かな自然環境と生態系に恵まれています。(写真は左からヤシマイシン近似種、ハヤブサ、アサギマダラ)

ところが、昨年4月から強行された詳細調査は、海陸併せて120カ所のボーリング調査や試掘坑調査・弾性波探査など環境に甚大なダメージを与えるものです。私たちは、調査開始後2ヶ月足らずで海岸部の異変を察知し、中国電力が海陸両方でボーリング濁水を垂れ流していた事実を突き止め、約3ヶ月にわたり調査を中断させました。しかし、調査再開後、仮桟橋の設置や照葉樹林伐採など破壊の更なる拡大が進行しています。

★ 7年間の記録をビデオに集大成

「長島の自然を守る会」は1999年9月に発足し、日本生態学会などの研究者との調査成果を基に、環境アセスメントのやり直し(2000年)、山口県レッドデータブックへの長島の希少生物登録要望(2001年)、四代八幡宮神社地保全の要望(2002年)、詳細調査ボーリング濁水垂れ流し発見・告発(2005年)など、環境保護の側面から活動を行ってきました。

今回の緊急事態に鑑み、会員が7年間にわたり記録してきた映像や資料を、ビデオに集大成しました。長島の貴重な自然と、詳細調査により損なわれつつある現状、そして未来への展望も盛り込んでいます。是非、1人でも多くの方にご購入頂き、ビジュアルな映像で現地の状況をご覧頂きたいと思います。

★ 東京で10・14記念シンポジウムを開催

併せて下記のとおり、記念シンポジウムを開催致します。近隣の方は是非、お誘い合わせの上、ご来場下さい。また、知人・友人へのご紹介などもよろしくお願い致します。

★ 今なら、まだ間に合う!詳細調査のストップを!!

現在、詳細調査は、現地をはじめ様々な側面からの反対運動の成果で、大幅に遅れています。自然破壊・環境破壊阻止も、今なら、まだ間に合います。是非、「詳細調査ストップ!」「上関原発計画No!!」の声を拡げて頂けたらと切望しています。

今ならまだ間に合う。
上関原発・詳細調査のストップを!

ビデオ『瀬戸内の原風景・長島』完成記念シンポジウム&写真パネル展

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