出版物原水禁ニュース
2005.8 

Japan Congress against A- and H-Bombs

原水禁ニュース

原水爆禁止日本国民会議/発行人 福山真劫/毎月1回1日発行/1969年11月27日第三種郵便物認可
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印刷版は平和フォーラムのニュース・ペーパーと合冊になりました。当サイトには原水禁部分を掲載します。

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武器すてる もったいないとは 言わせない
カット: 橋本 勝 核のキーワード図鑑
8月号表紙イラスト

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インフォメーション

被爆60周年原水爆禁止世界大会 広島大会長崎大会 日程

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ナビ

60年目の8月を迎えるにあたって

〈政局は動き出している〉

今年は被爆60周年、戦後60周年です。この60周年を記念して、多くの取り組みが各団体によって、企画され、取り組みが開始されています。それぞれの取り組みが相乗効果を挙げ、平和・核軍縮、戦争被害者の権利が大きく前進することを期待します。

また、一方私たちを取り巻く情勢も大きく動こうとしています。6ヵ国協議が始まります。なんとしても朝鮮民主主義人民共和国の「核兵器疑惑」に決着をつけ、北朝鮮の「NPT体制」復帰を実現したいものです。また小泉政権も「郵政民営化」をめぐって、政権の危機に直面しています。政界再編成も予想されます。野党、労働団体、平和団体、市民団体、国民の団結の力によって、国会の会期末に向け、運動を大きく高揚させれば、自民党に分岐をもたらし、小泉政権を打倒する展望を切り開く可能性が大きく拡大しています。頑張りたいものです。

〈私たちは被害者だけではない〉

私たち、平和フォーラム・原水禁も、この8月は原水禁世界大会と「8・15平和を誓う集会」などを予定しています。また神奈川の横須賀では原子力空母母港化反対集会もあります。

私たちの各種集会の基調に流れている基本認識は、 原水禁の岩松議長が訴え続けていますが、加害者性の認識とそれを基本にした取り組みです。明治以降、日本の軍国主義による侵略は「時の政府」の責任であることは当然ですが、「日本の市民」は、私たちは、被害者であったと同時に侵略戦争をとめることができなかったこと、その結果として朝鮮半島、中国で侵略行為を実行し、また加担をしてしまったことは事実であり、私たちの責任は免れません。

6月末、平和フォーラムの「中国平和の旅」に参加し、「平頂山虐殺記念館」の見学をすると同時に「生き証人」楊玉分さん(81歳)から証言を聞きました。彼女は8歳のときに事件に遭遇し、積み重なる死体の底に隠れ、生き延びたそうです。日本軍は、ゲリラ掃討を理由に、無差別に3,000人の村民を虐殺しました。白骨化した死体がそのまま無念を訴えていました。731部隊記念館も見学しました。日本軍は、生物化学兵器の「人体実験」を実施し、3,000人を虐殺したと言われています。さまざまな証拠を見ていると「生きたまま人体実験をされた人々の悲しみ」が襲いかかり、体中が震える思いでした。これらは中国、朝鮮における日本軍犯罪の爪痕の一部です。強制連行は、軍隊慰安婦は、遺棄した兵器は、これらの事実が次から次へと日本軍の犯罪を告発し続けています。

彼らに対する日本政府の戦後補償は極めて不十分です。

そうした中での戦後、被爆60周年です。

(F)