出版物原水禁ニュース
2006.7 

Japan Congress against A- and H-Bombs

原水禁ニュース

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印刷版は平和フォーラムのニュース・ペーパーと合冊になりました。当サイトには原水禁関連部分を掲載。

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軍靴はき 靖国、平和を けっとばす
カット: 橋本 勝 核のキーワード図鑑
7月号表紙イラスト

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ナビ

日本の平和における二つの危機を克服しよう

日本の平和をめぐって、二つの危機が進行している様に見えます。ひとつは政府が憲法を蹂躙し、軍事大国化にひた走っていること、もうひとつは、対抗する側の勢力が弱く暴走を止め切れていないことです。しかし後者の危機は少しずつ克服されつつあるように見えます。

ああ憲法

通常国会は、終わりました。小泉自公政権の悪行が次々と露見してきました。マスコミは、悪行を覆い隠し、「安部だ、福田だ」と自民党総裁選挙に市民の耳目を持っていくのでしょうか。両者とも「戦犯」岸信介の率いた現在森派と称しているグループに属していることも決して忘れてはなりません。しかし、総裁選挙に行く前に、すこし待ってほしい。私たちは、小泉自公政権が、この5年間、いったい何をしてきたのか、また何を次期自公政権に引き継ごうとしているのか、よく見極め、そして小泉の時代はいったいどういう時代であったのか見極める必要があります。そして私たちの位置を確かめ、次の取り組みを準備する必要があります。

そうした観点から見るととりわけ平和と民主主義の分野では、小泉自公政権は、許しがたい悪行を続け、本当に危機的状態です。この5年間、憲法がさらに法律と政府の政策によって蹂躙され続けてきました。靖国公式参拝、テロ特措法・イラク特措法、有事関連法案の制定、米軍再編成にかかる日米政府間決定、横須賀原子力空母母港化の日米政府間決定、原子力政策大綱の決定と再処理工場のアクティブ試験実施等が行われました。

そして現在インド洋・イラクに自衛隊は派兵されたまま、防衛庁の省への昇格法案、共謀罪・教育基本法・国民投票法案は廃案ではなく継続審議へ、米軍再編成は閣議決定を行い説明と関連法案は次期国会でと続いています。海外派兵を一般化する自衛隊法の改正も準備されています。これだけやれば実質「憲法9条」が改悪されたのと同じ事態となってしまいます。米軍再編成のかかわる「日米同盟、未来のための変革と再編」、「ロードマップ」を読めば、憲法どころか「日米安保条約」すら踏み越える内容となっています。一方国民生活の面から見れば、格差社会が深刻化しています。それでも自公政権なのでしょうか。

自公政権の悪行を許すな

平和フォーラム・原水禁と全国の仲間は、東京で、全国で憲法9条の理念を実現するとして、取り組み強化を図っています。民主党も小沢代表誕生以来政権交代を展望しながら、野党としての役割を果たそうと動き出しました。社民党も、全力で取り組んでいます。労働団体の連合、多くの平和団体、市民団体も取り組みを強めています。米軍再編成に対する地方議員団の動きも大きくなっています。そして自公政権に対する包囲網ができつつあるように見えます。そして新しい動きも確実に拡大しています。とりわけ米軍再編成にかかる地方自治体も「政府のアメとムチ政策」の中で、何とか反対の立場で頑張り続けています。また共謀罪新設の法案の強行採決を許さなかった取り組みも秋の闘いの方向性を示しています。

私たちももう一度、私たちの取り組み方向を確認し、求められている役割をはたしあいましょう。

8月は、原水禁大会の月です。連合、核禁会議とも連携しながら、取り組みを強化しましょう。

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