出版物原水禁ニュース
2006.9 

Japan Congress against A- and H-Bombs

原水禁ニュース

原水爆禁止日本国民会議/郵便振替口座: 00120-4-51154/ 〒101-0062東京都千代田区神田駿河台3-2-11総評会館1F/
TEL 03-5289-8224/FAX 5289-8223/ email: list@gensuikin.org

印刷版は平和フォーラムのニュース・ペーパーと合冊になりました。当サイトには原水禁関連部分を掲載。

← No.476 2006.9 → 

世界はいまだに問題がいっぱい
カット: 橋本 勝 核のキーワード図鑑
9月号表紙イラスト

☆        ☆        ☆

ナビ

ヒロシマ、ナガサキの夏

未来を暗示する3人の言葉

原水禁の世界大会の中で、印象に残った言葉が三つありました。それぞれ8月6日に広島で語られた言葉です。ひとつは、秋葉忠利広島市長、もうひとつは小泉純一郎首相、そしてピースアクションのポール・マーチンさんです。秋葉市長とポール・マーティンさんの二人の言葉は、誠実な言葉であり、私たちを励まし続ける言葉です。小泉の首相の言葉は、これ以上の「空虚」とか「嘘っぱち」という形容詞がぴったり当てはまる言葉がないほど破廉恥な言葉でした。それぞれ紹介します。秋葉忠利広島市長は、平和宣言の中で、「悪魔に魅入られ核兵器の奴隷と化した国の数はいや増し、人類は今、すべての国が奴隷となるか、すべての国が自由となるかの岐路にたたされています。(中略)一点の曇りもなく応えは明らかです。世界を核兵器から解放する道筋も、これまでの61年間が明確に示しています。」と提起しました。

小泉首相は、広島の「平和記念式典」で、「今後とも、憲法の平和条項を順守し、非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立ち続けることを改めてお誓い申し上げます。」と語りました。靖国公式参拝、有事法制、インド洋、イラクへの自衛隊派兵、米軍再編成合意、教育基本法・憲法改悪への動き等小泉自公政権の5年間を振り返れば、その破廉恥さが目に余ります。

ポールさんは、原水禁世界大会まとめ集会で、マルチン・ルーサー・キング牧師の言葉の紹介として、「前進は、必然という車輪に乗ってくるのではない。ひたむきな努力によって、前進は勝ち取れる。」と提起しました。後退を強いられている私たち平和・民主主義勢力に対して、「あきらめるな、ひたむきな努力によって、必ず前進できる」と励ましてくれました。

必ず前進できる

このキング氏の言葉は、困難の中で、闘い続けた彼の勝利への確信が伝わってきます。日本の平和運動は小泉自公政権の憲法を蹂躙しながらの「軍事大国化路線」の暴走を止めることができていません。多くの仲間が悔しい思いをしています。しかし、このキング牧師の言葉を皆さんと一緒にもう一度かみしめたいと思います。小泉首相は、8月15日、靖国神社の公式参拝をしました。私たちは、抗議をすると同時に「千鳥ヶ淵」の国立戦没者墓苑で「平和を誓う集会」を開催しました。この秋は、平和と民主主義にかかわる重要課題が山積しています。共謀罪新設法案、防衛庁の省昇格法案、自衛隊法の改悪法案、教育基本法改悪法案、国民投票法案、米軍の再編成と関連法案、プルトニウム利用計画の推進等々です。平和フォーラム・原水禁の「かなえ」の軽重が問われる課題ばかりです。と同時に期待が高まっています。とりわけ最大の焦点は、「米軍再編成と関連法案」に対する闘いになります。平和団体、連合、多くの自治体、野党も対決姿勢を強めています。また11月には、沖縄知事選もあります。小泉及び亜流内閣への包囲網ができつつあります。それぞれの持ち場で奮闘しよう。「ひたむきな努力によって確実に前進は勝ち取れる。」

(F)  

☆        ☆        ☆