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No.486 ● 2007.7
| カット: 橋本 勝 |
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参議院選挙はじまる。
臨時国会で「教育基本法」の改悪を強行した安倍自公政権は、「美しい国づくり」・「戦後レジームからの脱却」を掲げ、憲法改悪・戦争する国づくりへ暴走を続けています。そして通常国会では、国民投票法案強行採決、米軍再編成法案強行採決、イラク特措法強行採決、教育関連3法強行採決等強行採決を連続して行っています。さらに現職大臣の自殺による事務所費問題隠蔽、相次ぐ談合・汚職事件の露見、年金関連法案強行採決による年金支給の実態の覆い隠し、民間大手介護サービス事業者グッドウイルグループの不正の発覚など権力周辺の腐敗が進行しています。
所得格差の進行、自殺者3万人に代表されるように格差社会がさらに進行しています。また電力事業者による「1万件を越える不正と原発の臨界事故隠し」の露見にもかかわらず、原発推進・プロトニウム利用路線を強行しています。沖縄戦おける「日本軍による集団自決の強要」について教科書の改ざん、沖縄の辺野古への自衛隊の派兵、自衛隊による平和団体・民主団体への調査・監視活動の露見など自衛隊の憲法違反活動の強化が続いています。こうした安倍自公政権の一連の動きが、戦後つくりあげてきた「平和と民主主義」を崩壊の危機にさらしています。
安倍首相は、「美しい国」づくりをめざすとしています。 私は安倍自公政権に問いたい。憲法改悪めざして「強行採決」を連発することが「美しい国」なのですか。戦後62年になるのも関わらず、米軍に占領され続け、さらに米軍基地を新しく建設し、米軍の支配を強化しようという国が「美しい国」なのですか。
アメリカ政府ですら認めている「大義のない戦争」で「10万人こえるイラクの民衆とアメリカの青年約3000人を殺し、内戦状態作り出しているイラク侵略戦争」を批判ひとつせず、「憲法に違反」して自衛隊の派兵し続ける国が「美しい国」なのですか。自殺者3万人を数え、1日約100人が自殺し、現職大臣までが自殺する国が「美しい国」なのですか。6000万件をこえると言われるような高齢者の年金受給権をないがしろし、高級官僚だけが天下りでこえ太る国が「美しい国」なのですか。被爆者の集団訴訟で政府が敗訴を続けているにも関わらず、方針を変更せず、当事者が「なくなられる」のを待ち続ける国が「美しい国」なのですか。百歩譲って、専守防衛に徹するはずの自衛隊が基地反対運動に登場し、住民を威圧し、また平和団体・民主団体の活動を調査・監視・抑圧する国が「美しい国」なのですか。「強きもの(米ブッシュ政権)にへつらい、弱きもの」をいじめ続ける国が「美しい国」なのですか。私たちはこういう国を「美しい国」とは言いません。あえて形容するならば「アメリカにこびへつらい、弱いものいじめを得意とし、恥という言葉を知らない独裁国家」とでも言うのでしょうか。もっともっと問いたいことが山ほどあります。
安倍自公政権は成立して、まだ9ヶ月しかたっていません。しかしその悪業を数えれば、山ほどあります。この間、国民も安倍自公政権のこうした本質を見抜き始め、安倍自公政権に日本の未来を託すことはできないと感じ始めました。そして発足当初60%台であったマスコミ調査による安倍自公政権の支持率は、30%台に落ち込み、不支持率が50%台に迫っています。国民は安倍自公政権のこうした路線と政治手法に確実に「ノー」を突きつけています。参議院選挙を前にして、参議院における与野党の逆転をめざして、野党に対する国民の期待が高まっています。野党の闘い方しだいで、与野党逆転が現実のものになります。ぜひ野党に頑張ってほしい。
安倍自公政権は、こうした事態を受け、参議院選挙に向けて、支持率の回復と権力保持のためになりふりかまわず、国民に対して、アメとムチの政策を打ち出してくることが予想されます。そしてマスコミも巻き込みながら、支持率の回復めざして、躍起になってくることが予測されます。私たちは平和勢力にとって、今回の選挙は絶対に負けるわけにはいきません。安倍自公政権が勝利すれば、彼らは、「憲法改悪路線」が国民に支持されたとして、改憲・戦争をする国に向けて、歯車を大きく回すのは、確実だからです。そしてまた「戦後の平和と民主主義」の破壊めざして、アクセルを踏みなおし、暴走を加速されるのは確実です。私たちは、よく「あの時こうすればよかった。ああすればよかった。」と反省することがあります。とりわけ「憲法9条」にとって、「あの時」は、「今回の参議院選挙」です。平和フォーラム・原水禁に結集する仲間は、野党の勝利のため、力の限り頑張りあいましょう。憲法9条と平和と民主主義のために。
(F)
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