フランス核実験被害者の元軍人の補償請求を認める判決
5年前から多発性筋炎を患い、アルジェリアでの核実験に参加したことが原因と主張する元軍人アンドレ・メジエール(65)さんに対して、フランスで初めて生涯傷病年金の支給が認められた。
メジェールさんが補償請求をしたのは2年前。
1962年2月~1964年3月にアルジェリア領サハラ砂漠で空軍伍長として就役。
判決を行ったトゥール裁判所は、原告側は「病気と放射線被曝との間の因果関係を立証できなかったが、フランス当局も傷害が軍役と無関係であるとの証拠を提出できなかった」とし、メジエールさんが「放射線に曝露した物質や資材と近接的もしくは潜在的に接触していた」ことを認めた。
「被曝の影響は、放射能の危険に曝露してから何十年もたった後に表れることがある」とした。
「私だけでなく、同じ境遇にある仲間みんなにとって重要な判決。軍年金裁判所が、退役軍人の病気の原因が軍役にあると認めたのは、今回が初めて。現在、フランス国内で、同様の請求200件が係争中だ。
被告の国側は、判決後2ヵ月以内に上告することができる。
他方、2004年9月には、1960年代初めにサハラで、後に1996年まで仏領ポリネシアで行われたフランス核実験が、それに参加していた民間人や軍人に与えた影響に関して被告人未特定まま行われている行政裁判の予審がパリで始まっている。
出典:«Essais nucléaires : pour la première fois, la France indemnise un malade», Le Monde, Article publié le 08.06.05
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