|公開質問:1、2、3、4、5回|HOYA回答1、2、3| IFEフォーラム、関電、その2、大阪大学、レーザー研へ、その2、レーザー研回答|解説|
| GENSUIKIN INFORMATION "HOYA SPECIAL" |
HOYAが出荷再開を宣言―NIFは核兵器と関係ないか
HOYAは、CTBT批准を拒否した国の核兵器計画に協力するのか
米国カリフォルニア州の核兵器研究所(ローレンス・リバモア国立研究所)の核融合施設「国立点火施設(NIF)」にガラス大手のHOYA株式会社現地法人が部品(レーザー光線増幅用ガラス)を納入するという問題について、原水禁は同社に公開質問を行ってきました。
問題の発覚直後に同社は部品の出荷を見合わせたことから、「納入中止」と一部で報道されたため、問題が終了したかのような印象がありますが、実はHOYAは、出荷の一時見合わせを、3月26日以降やめて、納入再開すると宣言しています。
原水禁が行った公開質問状に対する回答では「NIF計画は、国防技術の維持・拡大を中心に据えたものではない」との結論を得ているとするなど、NIFの性格についての根本的事実誤認があります。回答に添付された米国エネルギー省の資料の中にも「NIFの主たる目的は、核兵器に関連した物理学の専門家集団を米国で維持することにある」と書かれています。NIFの予算は、すべてエネルギー省の国防部門から出ており、予算を定めた文書の中にも、核兵器維持管理プログラムがNIFのミッションだとあります。
決定の基になった結論が誤っていたのですから、HOYAは直ちにNIFへの納入を完全中止とすべきです。
CTBT(包括的核実験禁止条約)を批准した日本は、CTBTの批准を拒否している米国の核計画に手を貸すべきではありません。CTBTの重要な目的の一つは、まさに、NIF計画が得ることを目指しているような核兵器設計データや専門能力を、すべての加盟国が入手することを抑制することにあり、NIF計画をHOYAが支援するというのは、少なくとも、日本のCTBTへの精神と目的に反するものといえます。
被爆国日本の社会的責任ある企業であるべきHOYAの見識を疑わざるをえません。
原水禁では、HOYAが出荷をしないように働きかけることを呼びかけていす。
今後、要望に応えず、出荷に踏み切れば、製品の不買運動を呼びかける可能性などを含め、反対運動を広げて行くのを検討せざるを得ません。
HOYAが出荷の決定をしないよう会社側に働きかけることが必要です。この問題についてまとめて見ましたので、参考にして、会社側に働きかけてください。HOYAにファックスなどを送られた場合は、その写しを原水禁本部にE-mailかファックスなどでお送りいただければ幸いです
なおHOYAの連絡先は次の通りです。
〒161-8525 東京都新宿区中落合2-7-5 Tel:(03)3952-1151 Fax:(03)3952-1314
代表取締役社長 鈴木 洋 様
○署名への協力もお願いします。(pdfファイルです)
○地方議会から挙がる声:![]()
東京の調布市に続き広島県の府中町の議会がHOYAを名指しで批判する意見書を採択、小泉首相と田中外相に提出しました。
また、米国カリフォルニア州の非核自治体、アルカタ市がHOYAに要請書を出していました
広島・長崎両市長すでに早くから声明を発表していますから、HOYAの核兵器協力への反対の声をあげる自治体は日本国内では現在4つ、今後の12月議会の各地の動きに期待します。
○リバモアからの回答でHOYAの納入の根拠崩れる! マスコミに誤解を与える発言を続けるHOYA
HOYAがローレンスリバモア研究所に、NIFの実験の80%が平和利用であると明言して欲しいと要請したが、研究所がこれに応じていないことが判明。一方、米国会計検査院(GAO)報告書は次のように述べている。「DOEの計画によると、施設の実験の約85%が核兵器物理のためのものである。残りの実験は、核兵器の影響に関する研究と基礎及び応用科学のためのものである。」
さらに、HOYAは、NIFが核兵器の開発に直接つながらないと主張してきたが研究所の回答は、「相当に新しい核弾頭の設計概念や進んだ兵器概念を伴うもの」以外の「新しい核兵器」を開発するのにNIFが使われることを否定していない。
原水禁は、NIFが核兵器とあまり関係のない研究をする施設であるかのように主張し、それを根拠に納入を決めたとしていたHOYAは、その根拠が明らかに崩れたいま、納入を直ちに禁止すべきだとする公開質問状を4月23日HOYAに再度送った。
また、4月20日の話し合いの中で、HOYAは、長崎新聞(4月18日付け)で同社の発言として報じられている部分−−「研究は現存核兵器を放置する危険を避け、安全性、信頼性、性能を確認しつつ維持・管理するものと、当社も認識していた。」−−は、NIFに直接関係したものではないと認めた。NIFとHOYAの関わりについて問題にしている時に、NIFの直接の役割でないことに触れて応じるというのは、問題の焦点をぼかそうとするものとしか考えられない。長崎の被爆者でもある岩松繁俊原水禁議長は、「一般的にいって、大企業がマスコミの取材に誠実に対応すべきことは言うまでもないが、とりわけ被爆地長崎の新聞に対し、この問題でわざとごまかしているとしか思われない説明をするのは、被爆者を愚弄するものであり断じて許せない」と語った。
公開質問状その5
4月23日付けプレスリリース
○大阪大学レーザー核融合研究センター長、HOYAの納入の根拠の誤りを認める!
HOYAは、ICFフォーラム(現IFEフォーラム)が1998年3月4日に開いたシンポジウムにおいて、「『NIF計画は、国防技術の維持・拡大を中心に据えたものではない』との結論を得て」いると、NIFが核兵器研究とあまり関係ないかのように主張し、納入を正当化しようとしているが、問題の「結論」を書いた大阪大学レーザー核融合研究センターの山中龍彦センター長は、先週、公開質問状への回答でこの「結論」が誤りであることを認めた。
公開質問状を出していたグリーン・アクション、原子力資料情報室及び原水爆禁止日本国民会議は、3月17日火曜日、山中教授に公開質問状その2を送り、誤りにについて、HOYAと、HOYAへの抗議声明を出している広島・長崎両市長他関係者に説明するとともに、曖昧な点をさらに明確にするよう求めた。
回答、レーザー研へ質問その2
○HOYA本社で抗議: 広島・長崎の被爆者とHOYA本社を訪れ、核開発に繋がるレーザーガラス納入中止を要請、多くの団体の賛同署名を得た抗議文を手渡しました。
ごく短い期間に、賛同をお寄せくださりありがとうございました。
HOYAへの抗議文
○関西電力と大阪大学の社会的責任を問う: 関西電力と大阪大学は、なぜ米国の核兵器用施設「国立点火施設(NIF)」を「国防技術の維持・拡大をメインに据えたものでない」というのか
グリーンアクション、原子力資料情報室、原水爆禁止日本国民会議は、核融合施設に関する問題で、関西電力と大阪大学をおとずれ、その見解をただしたあと、共同で記者会見を開きました。
関電、大阪大学、レーザー研へ質問
○NIFプロジェクトの開始した1996年以来、NRDC(天然資源防護協議会)と、共同で訴訟をしているカリフォルニア州現地リバモアの反核団体「トライバレー・ケアーズ」は、開かれた公平なレビューを要求し、エネルギー省が、連邦諮問委員会法を繰り返し破ったと主張してきましたが(法律は政府諮問委員会にすべての側からの代表者を含み、プロセスが一般に開放されていることを要求している)、米国連邦地方裁判所は3月28日、NIFプロジェクトの偏見的なレビューの停止を裁決しました。
これによって、米国議会が、40億ドルの財政面、実現自体危ぶまれる技術面での危険を冒さないような代替案を検討し、NIFの核兵器維持管理計画内のプライオリティを再考することが望まれます。
NRDCプレスリリース
○HOYAがレーザーガラスの納入再開!
3月26日原水禁に届いたHOYAからの回答に、NIFへの出荷を現地時間3月26日以降再開するとの回答がありました。
これは、原水禁からの2回目の公開質問状にたいしての返答であるが、出荷の時期以外「NIF計画は、国防技術の維持・拡大を中心に据えたものではない」などというHOYAの論拠が何か、などの指摘については、明確な答えはなかった。
HOYAの見解の説明書には、米国エネルギー省のNIFと核不拡散の最終報告書の部分を引用し、質問への回答に代えていますが、これを仮に論議なしに認めても、NIFが、アメリカの核拡散防止政策にそっているということのみで、一方この報告書は、NIFは核拡散にまったくつながらないと断言しているのではないことは、公開質問状で指摘したとおりです。
説明書の最後には「HOYA CORPORATION USAがこの報告書を支持することをHOYA株式会社は尊重するものであります。」とあり、これでは、米国の子会社のやることなので、核兵器計画に協力するのも勝手であるとも受け取れてしまう。被爆国日本の社会的責任ある企業であるべきHOYAの見識を疑わざるをえません。
公開質問第4回
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