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 2006.8.25. [ Vol.9]


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 国際・軍縮関連アップデート 
            2006年8月25日発行(9号) 

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   発行:原水爆禁止日本国民会議(原水禁) 編集:石田恭子
   毎月更新(予定)

--目次--

リストマーク<トピック>
1.第1回世界平和フォーラム(カナダ・バンクーバー)が開催 6月23日〜28日
2.第3回国連パブリックフォーラムの開催 NGOと外務省 7月25日
3.原水禁 東北アジアの平和・非核化に向けた国際会議を開催 8月3日
●国際交渉●
4.第18回国連軍縮会議の開催 8月21〜23日
5.ジュネーブ軍縮会議(CD) 消極的安全保障に関する日本政府の見解

リストマーク<新聞記事情報>
●北朝鮮・東北アジア非核地帯●
6.【北朝鮮・東北アジア非核地帯】北朝鮮の核実験、現時点では可能性にすぎず=韓国外交通商相
7.【北朝鮮・東北アジア非核地帯】「6カ国協議が最善だが5カ国会合案も有効」当局者
●米国 核開発・軍拡●
8.【米国 核開発・軍拡】通常弾頭化予算を全額削除 米上院委、偶発核戦争恐れ
●その他●
9. 【その他】PAC3配備の倍増検討=北朝鮮のミサイル発射受け−日米
10.【その他】<仏国立研究所>がんとムルロワ核実験因果関係認める
11.【その他】<平和市長会議>加盟都市が急増、2年前の2.3倍
12.【その他】民主に核軍縮促進議連 岡田氏らが9月旗揚げ

リストマーク<カレンダー>
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<トピック>
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1.第1回世界平和フォーラム(カナダ・バンクーバー)が開催 6月23日〜28日

 6月23日〜28日、第1回目の世界平和フォーラム(WPF)が、カナダ・
バンクーバーにて、NGO・市民団体、および市の協力で開催された。同
フォーラムには、「戦争を終わらせ、平和、公正かつ持続可能な世界をつ
くるために市とコミュニティが協力しよう」という標語のもと、アメリカ、アジア、
ヨーロッパ等の市民約5,000人が参加した。
 最終日に採択された宣言文の中には、憲法9条のような戦争放棄を各
国政府が憲法で定めることが提言された。市民による国際会議において
憲法9条の意義が提示されたのは、1999年のハーグ国際平和会議以来
初めてである。今後この成果を国内外の市民社会に広く知らせることが
肝要である。

<基本要求>
1.イラク、アフガニスタンからの外国軍の撤退
2.国際法及び国連決議の枠組みの下でのイスラエル・パレスチナ問題の交渉による解決
3.地球温暖化問題と持続可能なエネルギー政策に取り組むという決議
4.国連安保理決議1325の履行による女性の完全で平等な社会参加
5.拷問の停止とグァンタナモ刑務所の閉鎖
6.軍事費の削減と人間のニーズへの転換
7.各国政府による憲法上での戦争放棄(例えば日本の9条のように)
8.国連総会のより強力な役割
9.国連による特別総会と「軍縮の10年」開催の宣言
10.各国による検証可能で不可逆的な核軍縮の交渉

※最終日に採択された宣言文 ピースボート日本語訳
※世界平和フォーラムウェブサイト(英文)

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2.第3回国連パブリックフォーラムの開催 NGOと外務省 7月25日
 
 7月25日に、「国連改革を考えるNGO連絡会」と外務省が共催して、平和
構築・軍縮・人権問題に関する第3回「国連改革に関するパブリック・フォー
ラム」が開催された。 「軍縮」分科会では、秋に行なわれる第61回国連総
会第一委員会(軍縮・安全保障)に対する日本政府決議文において、その
策定プロセスや提言内容についての質疑・協議が行なわれた。
 日本政府決議文には、6月1日に発表された、大量破壊兵器委員会(W
MDC、ブリクス委員会)『恐怖の兵器--世界を核・生物・化学兵器から解
放する』の提言項目や、核兵器の使用・威嚇の違法性に関する国際司法
裁判所(ICJ)勧告的意見10周年などが盛り込まれるための提言が行なわれた。
 特に東北アジア非核兵器地帯構想や消極的安全保障(NSA)の問題に
ついては、今回新たな試みとして、軍縮不拡散科学部軍備管理軍縮課ととも
に、総合外交政策局安全保障政策課からの出席・発言があった。

 勧告5:北朝鮮との検証可能な合意へ向けた交渉。濃縮・再処理を放棄した1992年南北非核化共同宣言の再確認。
 勧告7:NPT締約国による非核兵器国への消極的安全保証。NPT非締約国による同様の措置。
 勧告11:核兵器国による非核地帯条約議定書の批准。非核地帯条約締約国によるIAEA追加議定書の批准と履行。
 勧告15:核兵器の先制不使用政策の宣言。化学・生物兵器、通常兵器に対する核報復の禁止。
 勧告16:核兵器国による核によらない安全保障政策の検討。過剰な核兵器依存からの脱却と核軍拡競争の回避。
 勧告30:核兵器国は核兵器によらない安全保障の計画を開始すること。核兵器の非合法化のための準備を開始すること。
 勧告45:宇宙に兵器の配備を行なわないこと。宇宙条約の普遍的遵守と、同条約のスコープ拡大。宇宙兵器実験をしないこと。宇宙兵器実験をしないこと。
 勧告46:2007年に宇宙条約40周年にあたる再検討会議を開催すること。
 勧告58:ジュネーブ軍縮会議を機能させるために3分の2多数による作業計画の採択を可能とすること
(ピースボート訳)

※大量破壊兵器委員会(ハンス・ブリックス委員長)報告書(英文)
※国連改革に関するパブリックフォーラム 外務省ウェブサイト


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3.原水禁 東北アジアの平和・非核化に向けた国際会議を開催 8月3日

 8月3日、「東北アジアの平和・非核化と安全保障」をテーマに、日本や米
国、中国、韓国からの平和団体が参加して、福岡で原水禁国際会議が行
なわれた。
 北朝鮮のミサイル発射問題について、中国の平和軍縮協会副秘書長の
王長勇さんは、この問題に対する日本政府の、7項目制裁措置を含む国
連安保理決議提出などの反応が激しいものであるとし、冷静な対応を求めた。
日本・ピースボートの川崎哲さんからは、憲法9条のグローバル化構想や、
日米同盟に対抗する平和的な地域メカニズムとして東北アジア非核兵器
地帯構想の説明がなされた。
 韓国参与連帯のチン・ヨンジョンさんや米国ピース・アクション政策担当の
ポール・マーチンさんからは、東北アジアの問題で連携を強めるため、共同
レターの作成やスタッフ派遣交換などの協力を今後発展させていきたいとの
発言が行なわれた。

※関連新聞記事
中国新聞地域ニュース 対話通じ「核」問題解決を '06/8/4

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 ●国際交渉●

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4.第18回国連軍縮会議の開催 8月21〜23日

 8月21〜23日、横浜で第18回国連軍縮会議「憂慮すべき核拡散危機と
地域および国際の平和と安全」が開催された。
 会議の議題が北朝鮮やイランなどの拡散問題に、重点的な焦点が充て
られているのが、今年の国連軍縮会議の特徴である。議論の中で、NPT
体制には「義務はあるが特権はなし」「義務はないが特権がある」というふ
たつのアンバランスなステータスが含まれているが、これに加えて現在、
核兵器の「疑わしい国」と「疑わしくない国」という実情が生まれてきている
ことや、条約の信頼性が揺るがされつつある状況に対し、どのような措置が
求められてくるのかについての検討がなされた。
 北朝鮮の核開発問題については、リビアでの過去の経験がモデルとして
適用できるかどうか、また安保理決議1695と安保理決議1540の問題につ
いてなど、議論が行なわれた。

※関連新聞記事
徳島新聞「横浜で国連軍縮会議始まる 核問題テーマに」(8月21日
※国連安保理決議1695の採択について 外務省ウェブサイト
※国連安保理決議1540に基づく日本の報告 外務省ウェブサイト
※第18回国連軍縮会議 開催概要

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5.ジュネーブ軍縮会議(CD) 消極的安全保障に関する日本政府の見解

 9月15日まで開催されるジュネーブ軍縮会議(CD)で、消極的安全保障
(NSA)の問題について日本政府は、核兵器国が非核国に核攻撃をしない
という約束である「消極的安全保障(NSA)」が、非核兵器国が核兵器国に
よる攻撃又は威嚇を受けた場合に国連憲章に従い適切な処置をとるという
「積極的安全保障」よりもいいのかどうかについて、根本的な疑問を投げか
けた。さらに日本政府は、非核兵器地帯構想のような地域的なものよりも
グローバルな拘束力をもつ措置の方が効果的なのではという点について、
疑問を呈した。
 北朝鮮の問題の関係では、北朝鮮が軍備撤廃をするためには安全の
保証が必要なのではないかとの意見に対し、他方で北朝鮮はNPTの義務
に違反していることから、そのような安全の保証の対象には値しないとの
意見も出された。
 今年のジュネーブ軍縮会議(CD)では、核兵器用核分裂性物質生産禁
止条約(カットオフ条約:FMCT)についてもっとも会議数や参加が多く、
次いで宇宙での軍拡競争(PAROS)と核軍縮、消極的安全保障(NSA)の
議題について、会議・声明文・資料数などが多く集まった。

※日本政府声明 安全の保障について(英文)
※ジュネーブ軍縮会議(CD)各国声明一覧
(リーティング・クリティカル・ウィル:Eメールニュース8月17日、22日 参照)

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<新聞記事> ●北朝鮮・東北アジア非核地帯●

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6.【北朝鮮・東北アジア非核地帯】北朝鮮の核実験、現時点では可能性にすぎず=韓国外交通商相
7.【北朝鮮・東北アジア非核地帯】「6カ国協議が最善だが5カ国会合案も有効」当局者


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<新聞記事> ●米国 核開発・軍拡●

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8.【米国 核開発・軍拡】通常弾頭化予算を全額削除 米上院委、偶発核戦争恐れ

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<新聞記事> ●その他●

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9.【その他】PAC3配備の倍増検討=北朝鮮のミサイル発射受け−日米
10.【その他】<仏国立研究所>がんとムルロワ核実験因果関係認める
11.【その他】<平和市長会議>加盟都市が急増、2年前の2.3倍
12.【その他】民主に核軍縮促進議連 岡田氏らが9月旗揚げ

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<カレンダー>

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●7月31-9月15日  ジュネーブ軍縮会議(CD)第3会期
●9月12日-    第61回国連総会
●10月1-8日  ”宇宙の平和ウィーク”宇宙の兵器と原子力に反対するグローバル・ネットワーク
●10月21-23日  第3回核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ
(FCNL:核カレンダー参照)

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国際・軍縮関連アップデートバックナンバー
  第8号  2005年6月21日
  第7号  2005年4月20日
  第6号  2005年2月22日
  第5号  2006年1月20日
  第4号  2005年12月20日
  第3号  2005年11月5日
  第2号  2005年9月5日
  第1号  2005年7月1日