2010年08月30日

「インドとの原子力協力は、1995年NPT再検討会議決定に違反」

「第22回国連軍縮会議inさいたま」に出席するために来日中のウィリアム・ポッター氏(ジェームス・マーティン不拡散研究所所長)は、8月28日、一橋大学で開かれた日本軍縮学会研究大会で、他の面はともかく、核不拡散の面から言って、インドとの原子力協力協定によって得られるものはないと述べました。氏は、インドと原子力関連貿易をすることは、1995年の核不拡散条約(NPT)再検討・延長会議が採択した『核不拡散と核軍縮のための原則と目標』に違反すると強調します。

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2010年07月15日

日米安保関連の年表とリンク集

核データの年表などのところに「日米安保関連略年表・リンク集」を追加しました。

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2010年06月10日

安保理、イラン追加制裁決議採択

6月9日、国連安全保障理事会が、イランの核問題に関する追加制裁決議を採択しました。賛成12、反対2(ブラジル・トルコ)、棄権1(レバノン)。ブラジルとトルコは5月17日、イランがその原発用燃料レベルの濃縮ウラン(3.5%)1200kgをトルコに搬出する代わりに、医療用アイソトープの生産に使われている研究炉用の濃縮ウラン(約20%)燃料を1年以内に受け取るとのスワップ案でイランと合意していました。

背景については、IAEA、イラン問題報告書で核兵器計画に懸念表明核情報 2010.6.3 をご覧下さい。

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2010年06月05日

核兵器計画に懸念表明─IAEAイラン問題報告書

国際原子力機関(IAEA)は、最新のイランに関する報告書(5月31日付け, pdf)の中で、イランは、1)2007年2月以来、濃縮度約3.5%の濃縮ウラン(六フッ化ウラン)を2427kg製造(このウランをさらに濃縮すれば約2発分の兵器級濃縮ウランができる)、2)この一部をパイロット・プラントに送り、2010年2月9日以降の運転で濃縮度20%弱の濃縮ウラン5.7kgを製造と発表しました。報告書はまた、IAEAは、核兵器研究が2004年以降も継続している可能性に懸念を抱いているとも述べています。

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2010年05月27日

英国公表: 保有核弾頭数225

ウイリアム・ヘイグ外相は、5月26日、英国議会に対し、英国の核弾頭の総数は225を超えない、運用可能状態の核弾頭を最大160発維持する、と発表しました。160という数字は以前に発表していました。外相の発表を報じた英国外務省のサイトの『最新ニュース』は、残りの核弾頭は、「定期的な処理、保守点検、ロジスティック管理を行い、運用可能状態の核弾頭の数を必要なレベルで維持するために必要なものだ」と説明しています。

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2010年05月16日

北朝鮮のプルトニウム生産・分離量

北朝鮮のプルトニウムのほとんどは、寧辺(ヨンビョン)にある電気出力5メガワット(5000キロワット)の実験用原子炉で生産されたものです。これは北朝鮮が英国の炉を参考に独自で作ったものですが、ごく少量が、同じく寧辺にある旧ソ連提供のIRT-2000研究用原子炉(プール型軽水減速・冷却炉)で生産されたと見られています。

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2010年05月15日

オバマ大統領、核削減実施計画・新START条約を上院に送付

5月13日、オバマ大統領は、新START条約を上院に送付するともに、条約の下でどのように核削減を実施するかを説明する報告書(機密文書)を送りました。来週には、外交委員会での公聴会が始まるとのことです。報告書の中身を簡単に要約したホワイトハウスのファクトシートを翻訳して載せました。

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2010年05月13日

米国核兵器1発当たりのプルトニウム4kg─クリントン国務長官の示唆

日本が保有する47トン以上の意味は?

米国核兵器保有量のデータ公表問題について報じたニューヨーク・タイムズの記事(5月2日)は、核兵器製造に必要なプルトニウムの量が分かってしまうとの理由から公表に反対する声があったと述べていますが、実は4月13日にヒラリー・クリントン国務長官が1発当たり4kgであることを明かしていました。日本は、2008年末現在で、47トン以上(ヨーロッパに約38トン、日本に約10トン)の分離済みプルトニウムを保有しています。

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2010年05月12日

米国の核兵器データ公表 ─ 5113発保有

米国は、5月3日午後、2009年9月末現在の国防省管轄下の核兵器の保有量について5113と発表しました。同時にこれまで未発表だった1962年以来の保有核のデータと、1994年以来の解体数についても公表しました。5113発という数字には、退役となりエネルギー省に管轄の移った解体待ち退役核数千発は含まれていません。

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2010年04月30日

NPR・新STARTで核廃絶は近づいたか

4月6日に発表された米国の「核態勢の見直し(NPR)」とその2日後に発表された新「戦略兵器削減(START)」条約について評価が分かれています。それは、NPR・新START条約が、核テロ・核拡散が主要課題と位置づけ、これらには核兵器では対処できないとし、核廃絶に向けて、核の役割を低減する、NPTの規定を遵守する非核兵器国には核攻撃をかけない、核実験をしないで包括的核実験禁止条約の批准を追求する、新型核兵器は作らない、などとする一方、予備も含めた数千発の核兵器を維持し、ミサイル防衛を推進し、核兵器関連施設への投資を増大し、警戒態勢を維持するとしているからです。背景には、新STARTや包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准問題があります。

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2010年04月15日

「核態勢の見直し(NPR)」及び新START条約抜粋訳

4月6日に米国の「核態勢の見直し(NPR)」がワシントンで発表され、二日後の8日には、米ロ間の「新戦略核兵器削減条約(NEW START)」がプラハで調印されました。これに関連した三つの文書の訳・抜粋訳を掲載しました。(1) NPR発表の際に国防省が使ったブリーフィング資料(2010年4月6日)の全訳、(2) NPRの抜粋訳(注釈入り)、(3) 新START抜粋訳(注釈入り)

最近掲載の関連記事としては次の二つがあります。(1) 米ソ(ロ)の戦略兵器制限・削減条約のまとめ、(2) 世界の核兵器 2010年

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2010年04月08日

米ソ(ロ)の戦略兵器制限・削減条約のまとめ

米ロ間の新戦略核兵器削減条約(新START)について考える際の参考にして頂くために、これまでの米ソ(ロ)の戦略兵器制限・削減条約を表にまとめたものを掲載しました。

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2010年04月05日

2010年世界の核戦力の状況

4月8日にプラハで新START(戦略核兵器削減条約)の調印式が行われ、また今週中に米国の「核態勢の見直し(NPR)」が発表されると報道されています。新STARTやNPRについて考える際の参考にと、世界の核兵器の最新データを掲載しました。

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2010年04月04日

フォーカス:NATOの核の遺物をなくせ

『アームズ・コントロール・トゥデー』2010年3月号巻頭論文を訳出して載せました。

[冷戦が終わったにも関わらず米ロ]両国とも、大量の戦術核兵器の残存物を維持している。150〜250と推定される米国の自然落下型の核爆弾が5つのNATO諸国の6基地に残っている……ロシアは、約2000発の戦術核兵器を所有していると推定されている。

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2010年04月02日

フォーカス:新STARTの次の措置

『アームズ・コントロール・トゥデー』2010年4月号巻頭論文を訳出して載せました。

新STARTは、戦略的安定性と予測可能性を復活させる。これは、米ロの軍縮行動の具体的な例となり、5月の再検討会議の際に核不拡散条約(NPT)を強化するための措置に対する支持を強化することになるだろう。

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