2007年06月25日
六ケ所再処理工場稼働阻止全国集会報告
6月16日、青森市内の青い森公園(県庁横)で「六ケ所再処理工場稼働阻止全国集会」が、止めよう再処理!全国実行委員会(原水禁・原子力資料情報室・止めよう再処理!青森県実行委員会など)の主催によって開かれました。
集会には、青森県内外から720人が集まり、今年11月に本格稼働が予定されている(実際には無理と思われますが)六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の稼働阻止に向け、決意を確認しました。この集会は、毎年4月に開催されている「4・9反核燃の日全国集会」が、今年は統一自治体選挙の関係で重なり、全国集会をこの日に設定したものです。(写真提供:日土潤さん)
集会では、主催者のあいさつの後、4月18日に明らかになった再処理工場の重要な機器での「耐震設計ミス」の問題などが報告され、昨年10月から全国各地で発覚した電力会社の不正、データ改ざん、事故隠しなどと合わせて安全性をないがしろにする電力・推進側の体質が糾弾されました。さらに原子力保安院や県には、これらを摘発する能力もないことが指摘されました。また、このままでは青森県が高レベル放射性廃棄物の最終処分場となってしまう危険性も訴えられました。さらに「もんじゅ」の再稼働を来年に控える福井や玄海原発でのプルサーマル計画が進められている佐賀、東洋町の高レベル放射性廃棄物処分場計画をはね返した高知などから、各地の闘いの報告を受けました。集会は、「再処理工場の本格稼働は許されない。アクティブ試験(試運転)の即時中止と、計画の撤回を求める」などの大会アピールを採択し、市内をデモ行進しました。
屋外での行動の後、市内の労働福祉会館で、同じく止めよう再処理!全国実行委員会の主催による「全国交流集会」が開催されました。集会では、原子力資料情報室共同代表の西尾漠さんが「原子力立県?―青森の将来」として、ルポライターの鎌田慧さんは「国策破たんの歴史と再処理工場」、をテーマにそれぞれ講演を行いました。西尾さんからは、プルトニウム利用政策が行き詰まるなかで、再処理に電力会社は期待していないこと、早く撤退したいことが本音であることなど推進側の動きを紹介し、鎌田さんは、「むつ小河原開発」から六ヶ所村は狙われ、国策と金に翻弄されてきたことを指摘されました。
翌17日には、六ヶ所村内の活断層や核燃料サイクル基地の見学(外部から)のフィールドワークと合わせて、再処理工場正門前で、再処理工場からの放射能の拡散を訴えるための風船を1000個飛ばしました。風船には、放射能の拡散状況も調べる調査票も付け、6月の青空の中、高く飛んでいきました。
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