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2008年10月16日

原爆症認定訴訟で厚生労働省前座り込み

厚生労働省前座り込み

flickrサイト厚労省へ向けてシュプレヒコール

10月15日、原爆症認定集団訴訟で敗訴を重ねながら、不当な控訴を続ける国に対して、その姿勢を見直すよう求める座り込み行動が行われました。厚生労働省前には、集団訴訟原告団を中心に支援者らも集まり、早期の全面解決を強く訴えました。
また、原水禁は連合、核禁会議と原爆症認定訴訟、千葉・札幌地裁判決に対する3団体アピールを出しました。

14日の千葉地裁では、原告4人に対する却下処分取消しを命じる判決が下され、国は12連敗となったばかりです。この判決では、新基準で積極認定の対象にされていない肝機能障害についても、放射線の影響であると認められました。このことからも、認定基準を大きく見直すべきことは明らかであるし、高齢化する被爆者を苦しめ続ける控訴は断念すべきです。

国は、司法判断を真摯に受け止め、時間との闘いでもある被爆者の思いに応えるよう訴え、最後に厚労省へ向けてシュプレヒコールを行いました。




2008年10月15日

原爆症認定訴訟、千葉・札幌地裁判決に対する3団体アピール

日本労働組総連合会
原水爆禁止日本国民会議
核兵器禁止平和建設国民会議

  1. 10月14日、千葉地方裁判所は原爆症認定訴訟において、千葉県在住の2人に対し、原爆症と認め国の却下処分の取り消しを命じた。なお、新基準で既に認定されている2人に対しては「訴えの利益がない」として、原告の訴えを退けた。これは、9月22日に札幌地裁で出された集団認定訴訟判決に続く勝訴で、全国17地裁で起こされた集団訴訟は高裁敗訴も含め国の12連敗となった。
  2. 今回の千葉地裁で原爆症と判断されたのは、長崎への原爆投下翌日に入市し被爆しC型肝炎をウイルスによる肝硬変のケースと、広島原爆で爆心地から1.7キロ地点で被爆し心筋梗塞や脳梗塞を発症したケース。判決は「具体的な被爆状況や急性症状の有無、態様、程度及び経過、被爆後の行動及び生活状況などを総合的、全体的に考慮した上で経験則に照らして検討すべきである」とし、新基準(5疾病)に加え、肝機能障害や脳梗塞の後遺症も原爆症と判断した。
  3. 厚生労働省は、これまで地裁判決で敗訴しても「高裁判断を仰ぐ必要がある」として一貫して控訴する姿勢を崩しておらず、高裁判決が出された段階で新基準以外の疾病については、総合的判断の参考として原爆症認定を受け入れてきている。しかし、控訴審判決での判断を待てば、裁判の長期化は避けられず、被爆者救済の援護法の精神に反し、高齢化する被爆者を救済することができない。国・厚労省は、今次判決を含め他の控訴審での控訴を取り下げ、認定基準の再改定を直ちに行うべきである。
  4. 連合・原水禁・核禁会議は、原爆症認定訴訟原告、関係者のご努力に敬意を表するとともに、被爆二世、被爆体験者、在外被爆者を含め、被爆者援護施策の強化をめざし、力を合わせて取り組むことを決意しアピールとする。

以上