原発
2003.3.12

2003年3月11日
御坊市長 柏木征夫 様

 原水爆禁止日本国民会議
議  長 岩松 繁俊
和歌山県平和フォーラム
代表代行 梅本 博文
原水爆禁止和歌山県民会議
代表 野見山 海

 中間貯蔵施設建設推進中止を求める要請

 日頃の地方行政におけるご尽力に敬意を表します。
 さて、先月の新聞報道で、貴市の「御坊第二火力発電所」建設予定地に、関西電力の使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設が検討されていることが明らかにされました。地域住民にとってまったくの寝耳に水の計画で、本来進めるべき火力発電を差し置いての中間貯蔵施設の建設は、住民公約にも反するものです。
 この報道の後、「打診はない」、「『火電がだめなら核燃』はありえない」などと述べていましたが、その一方で、議会で(中間貯蔵施設)安全性を調査・研究することについては、歓迎する意向を示していると伝えられています。
 関西電力の社長(当時)は、2001年4月26日の記者会見で、中間貯蔵施設の立地地点について「4箇所に絞り、非公式に打診している。」としていました。しかし、この地点名は現在に至るも明らかにされていません。非公式に水面下で進められる立地工作は、民主主義に基づく地域づくりに反するものと言わざるを得ません。
 そもそも中間貯蔵施設は、原子力政策の破綻によるツケを、地方に押しつけるものです。電源三法交付金や固定資産税、核燃料税など様々な収入と引き替えに、危険な迷惑施設を誘致させ、住民の生命と環境を危険に曝すものでしかありません。建設されれば、各地の原発から使用済み核燃料が運ばれ、御坊市だけでなく周辺沿岸の住民を危険に曝します。
 ひとたび使用済み核燃料を受け入れた場合、そのまま永久貯蔵になる可能性が心配されます。安全性の面でも、東南海南海地震が心配される御坊市沖の埋め立て地に建設することや乾式貯蔵の安全性の問題など問題が沢山指摘されています。
 各地の原発の事故隠しやもんじゅ裁判の判決などによりプルサーマル計画や再処理計画などが頓挫しています。今後の原子力政策の展開も不透明ないま、拙速に中間貯蔵計画に飛びつくことは、いたずらに地域住民の不安を煽り、政治への不信を生みだすだけです。調査・研究も同じく住民間に不信を生みだすものです。これ以上事を荒立てることなく、すみやかに中間貯蔵についての議論に終止符を打つことを強く求め以下の点について申し入れます。

  1. 使用済み核燃料の中間貯蔵施設の打診を受け入れないこと。
  2. 議会による調査・研究を止めること。
  3. いかなる形による施設建設の宣伝もしないこと。

以上


2003年3月11日
関西電力株式会社
 社長  藤 洋作  様

 原水爆禁止日本国民会議
議  長 岩松 繁俊
和歌山県平和フォーラム
代表代行 梅本 博文
原水爆禁止和歌山県民会議
代表 野見山 海

 御坊市沖の中間貯蔵施設建設推進中止を求める要請

 日頃の電力事業におけるご尽力に敬意を表します。
 さて、先月の新聞報道で、「御坊第二火力発電所」建設予定地に、貴社の使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設が検討されていることが明らかにされました。地域住民にとってまったくの寝耳に水の計画で、本来進めるべき火力発電を差し置いての中間貯蔵施設の建設は、住民公約にも反するものです。
 貴社の社長(当時)は、2001年4月26日の記者会見で、中間貯蔵施設の立地地点について「4箇所に絞り、非公式に打診している。」としていました。しかし、この地点名は現在に至るも明らかにされていません。非公式に水面下で進められる立地工作は、民主主義に基づく地域づくりに反するものと言わざるを得ません。
 そもそも中間貯蔵施設は、原子力政策の破綻によるツケを、地方に押しつけるものです。電源三法交付金や固定資産税、核燃料税など様々な収入と引き替えに、危険な迷惑施設を誘致させ、住民の生命と環境を危険に曝すものでしかありません。建設されれば、各地の原発から使用済み核燃料が運ばれ、御坊市だけでなく周辺沿岸の住民を危険に曝します。また、貴社の原発は日本海側にあるため延々長距離を輸送しなければならず、海難などにより輸送経路沿岸の住民をも危険にさらします。
 ひとたび使用済み核燃料を受け入れた場合、そのまま永久貯蔵になる可能性が心配されます。また、東南海南海地震が指摘される地域の御坊市沖の「埋め立て地」に建設を予定することや、実績も少ない乾式貯蔵の長期保管など安全性にも多く不安定要因があります。
 各地の原発の事故隠しやもんじゅ裁判の判決などによりプルサーマル計画や高速増殖炉開発計画は頓挫しています。全量再処理路線が破綻した中で、説明責任も果たさないまま、中間貯蔵計画を強引に押し進めることは、いたずらに地域住民の不安を煽り、貴社への不信を生みだすだけです。
 私たちは、今回の計画について早急に撤回を求め、以下に申し入れます。

 

  1. 速やかに御坊沖の使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設計画・立地工作を中止すること。
  2. 貴社の中間貯蔵施設立地計画とこれまでの立地工作のすべてを公表し、撤回すること。

以上