原発
2004.4.20

原水禁「反核燃の日」青森で開催

 1985年4月9日に青森県が核燃料サイクル施設の立地を決定してから19年、多くの犠牲者を出したチェルノブイリ原発事故や東海村のJCO臨界事故など、原子力の平和利用という名のもとにさまざまな災害もおこりました。
 世界の主流は脱原発に向かい、日本だけはまだ原発推進に邁進、プルトニウム利用さえも国策としてすすめています。青森県・六ヶ所村では、核燃料サイクル計画が進められ、下北半島では他にも、大間の改良型沸騰水炉(ABWR)建設計画、東通村では原発(BWR)が建ちはじめ、原船「むつ」が廃船となった関根浜は、放射性廃棄物の中間貯蔵施設として狙われているなど、下北半島はいよいよ原子力半島化されています。

 私たちは毎年4月9日を「反核燃の日」として、その前後に様々な取り組みを行ってきました。今年も、核燃料サイクル計画の中止を求め、再処理ウラン試験阻止を訴えるために、「原水禁反核燃の日全国交流集会」を開催しました。

青い森公園で訴える岩松議長1200人集まった市内をデモ行進

 4月10日の大間原発予定地でのフィールドワークに始まり、4月11日、青森市内で反核実行委員会などが主催する「第19回4・9反核燃の日」青森県集会には1,200名が参加、六ヶ所再処理工場の不良溶接など、日本原燃の体制のズサンさを糾弾。再処理工場の操業中止や原子力政策の転換を訴え、市内をデモ行進。(集会アピール文

小出裕章さん会場からの質問・意見

その後、原水禁主催「反核燃の日全国交流集会」には、約400名が参加。京大原子炉実験所の小出裕章さんの講演「核燃料サイクルの問題点と日本の原子力政策」は、ひとたび動かせば、施設全体が放射能で汚染され、解体・処分に途方もない費用と労働者のヒバクなどリスクを背負い込む再処理施設が、もともと核の軍事利用の核心であることの危険性を明確に指摘するものでした。 講演資料(スライド)

12日には、六ヶ所村へフィールドワーク、再処理工場の稼働中止などを求めて、日本原燃本社六ヶ所村青森県へ申し入れを行いました。

大間原発建設予定地内で 大間へのバスツアーに参加できた人々は、フルMOXの原発建設予定地内の中心に未買収地として残る農地へ入り、さまざまな圧力に負けずに原発に反対し続けてきた地権者の想いを聞くことができました。一人闘い続けてきた女性の、大地に根ざしたような力強さに触れて、こちらの方が勇気をもらったようです。全国からのカンパで、風車建設をしようという計画も始まりました。原発の敷地造成で枯れた水を汲み上げるためのものになる予定です。

4・9反核燃の日行動+関連行事