原発
2004.12.3

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プルサーマルの正体

西尾漠 著(原子力情報資料室)A5版 40ページ 頒価600円

目次

プルサーマルの正体世界で今原発は、運転中は434基であり、アメリカ103基、フランス59基、日本52基です。しかし今世界はその危険性と環境汚染の実情から、脱原発の時代に入ろうとしています。
日本においても、この間、原発と関連施設の事故と事故隠しが続き、2004年8月9日には、福井県の関西電力美浜原発で11名死傷者まで、出す事故が発生しました。配管が老朽化し、劣化していたのです。また新潟中越地震は、地震列島日本での原発運転の危険性を警告しました。さらに核廃棄物の処分や安全な保管などめども立っていません。バックエンドコスト巨額に上ります。
こうした事態は、原発の危険性を明らかにすると同時に日本の原発の運営管理システムの矛盾を告発し続けています。
しかし政府と電気事業連合会は矛盾を抱えながらも、無責任に、原発と核燃料サイクル路線を推進し続けています。
原子力開発利用長期計画策定会議でも、その路線を再確認し、原子力長期計画の中に書き込もうとしています。
一方、全国各地で脱原発の闘いが高揚しています。
こうした闘いの中で、石川県珠洲市の関西・中部・北陸電力の珠洲原発計画が「凍結」となり、新潟県の巻町の東北電力の原発計画は撤回され、青森における再処理工場稼動反対の闘いも大きく高揚しています。また福井の高速増殖炉「もんじゅ」訴訟も名古屋高裁で勝利しています。
さてプルサーマル計画ですが、プルサーマルとは、通常の原子炉・軽水炉でプルトニウムとウランを混ぜた燃料を燃やすことで、その危険性は従来の原発運転よりもさらに増大し、予測すらつきません。政府は核燃料サイクルの一環として、プルサーマル計画を推進しようとし、関西電力が福井の高浜原発で、東京電力が新潟の柏崎刈羽原発、福島の福島原発で実施しようとしましたが、現在地元自治体をも巻き込んだ反対運動と事故と事故隠し事件の中で計画は頓挫したままです。しかし政府と電気事業連合会は、東電、関電の2社に加え、九州電力は佐賀の玄海原発で、日本原子力発電は敦賀原発で、四国電力は伊方原発でプルサーマル計画を進めようとしています。
私たちは、こうした流れを絶対に止めなければなりません。
今回原子力資料情報室にお願いしながら、パンフレットを作成しました。プルサーマル計画をとめるための参考資料として是非活用してください。