核兵器イラン
2004.3.10

イランによる輸入ウランを使った主要処理実験

(出典: 2003年11月10日付けIAEA報告書[原文pdf]アネックス1、p2)

輸入年 物質の種類・量 イランによる使用
1977 U3O8(劣化ウラン)20kg ・イランの要請で、1978年にU3O8は保障措置の対象外となった(1998年に対象に復帰)
・処理活動は、1981−93年に実施され、1998年にIAEAに報告された。5.2kgのU3O8が実験のプロセスロスとして申告された。
UO2(劣化ウラン)50kg ・イランの要請で、1978年にUO2は、保障措置の対象外となった(1998年に対象に復帰)
・燃料製造研究が1985−93年に燃料製造研究所(FFL:イスファハン)で実施され、1998年に報告された。13.1kgの劣化ウラン(UO2)が、これらの実験のプロセス・ロスと申告された。
・UO2を使った研究所規模の実験でロスと1998年に報告されたものが、1989−93年に、テヘラン核研究センター(TNRC)でUF4を作るのに使われた。
・1998年にプロセスロスとして申告された約6.9kgのUO2を使って、イスファハン核技術センター(ENTC)で1988−92年にUO2ターゲットが作られ、これが後にTNRCで照射され、そこからTNRCで分離されたプルトニウムが、照射されながら未処理になっているターゲットともに、TNRCにおいて、保管された。
1982 U3O8(天然ウラン)531t ・1982−93年、U3O8、85kgの処理がウラン化学研究所(UCL:イスファハン)で実施され、1998年にIAEAに報告された。45kgは、これらの実験のプロセスロスとして報告された。
・1982−87年、1998年にロスとして申告されたU3O8を使って12.2kgのUO2が製造された。このUO2は、他の物質とともに、1989−93年に、TNRCで10kgのUF4を作るのに使われた。
1991 UF6(天然ウラン)1005kg ・1999−2002年、テヘランのカライ(Kalaye)電気会社における遠心分離器の実験に1.9kgのUF6が使われた。
UF4(天然ウラン)402kg ・376.6kgのUF4が、JHLにおける113の実験で金属ウランに転換された。2003年にプロセスロスとして申告された9.4kgのUF4が1991−93年にTNRCにおいて6.5kgのUF6を作るのに使われた。
UO2(天然ウラン)401.5kg ・44kgのUO2がJHLにおけるパルス・コラムの実験とペレット製造に使われた。
・1−2kgのUO2が、TRRでの実験で照射され、JHLで処理された。
・2.7kgのUO2がUF4を作るのに使われた。
1993 金属ウラン、50kg ・8kgの金属ウランが1999−2000年にTNRCでAVLIS(原子法レーザー濃縮)の実験に使われた。
・22kgの金属ウランが2002年10月ー2003年2月にLashkar Ab'adでのAVLIS(原子法レーザー濃縮)の実験に使われた。