2002年9月9日

愛媛県知事 加戸守行 様

原水爆禁止愛媛県協議会 議長 横井必孝
愛媛労働組合会議 議長 松本修次
社会民主党愛媛県連合 代表 笹田徳郎

伊方原発の安全再点検を求める申し入れ

 去る8月29日経済産業省の原子力安全・保安院が、東京電力福島第一、第二および柏崎刈羽の三原発の原子炉13基で、ひび割れや摩耗などの損傷データを改ざんしていたこと、国への報告を怠っていたことが報道されました。
 その後の調査で、2年前に内部告発で指摘されていたにもかかわらず、真剣な調査をせず、公表もしていなかったこと、さらに現在でも8基でひび割れや摩耗を放置したまま運転されていることなどが明らかとなっています。
 電力会社の多くが、安全チェック作業を下請け・孫請け企業に依存している問題を市民団体、専門家らがかねてから指摘していましたが、それにとどまらず東京電力が原発トラブルを隠し、記録を改ざんしていたことは言語道断、けっして許されるものではありません。
 その危険性から『安全と信頼性』『情報公開』がもっとも問われる原子力発電に関して起きた今回の改ざん事件は、原子力安全行政の限界を露呈すると同時に、原発依存・原発推進行政のあり方が根本的に問われているといわざるを得ません。
 作業を請け負っていたGEII社は、東京電力にとどまらず、他社の原発検査も行っています。また同様の問題が各地の原発、再処理工場および核燃料サイクル施設などにも広がっている、虚像の中の『安全神話』でしかないとの疑いを持たざるを得ません。
 原発の安全運転および県民の不安払拭を求める立場から、以下の点について申し入れ、誠意ある対応を求めます。

  1. 1977年9月以降の定期点検時の項目および点検結果、修理内容などの記録を再点検、過去10年間のトラブルとその対応について再点検を求め公表すること。
  2. 住民の安全、安心、理解を得るために、3基の原発の総点検を実施すること。
  3. 自主点検作業が適正に実施されていたか、「県」立ち会いのもと総点検を早期に実施すること。また2004年度から予定している新検査制度を前倒し実施するよう国に要請すること。
  4. 運転から30年を経過した原発はすみやかに廃炉にすること。
  5. プルサーマル計画を中止し、原子力利用の政策から自然エネルギーへの転換をすすめること。
  6. 平常時にも、第三者機関での調査団を編成すること。

*注 6項目目は申し入れ時に口頭で追加

四国電力株式会社宛の申し入れもほぼ同文。(項目の3,6は無し)

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