原子力発電に関してこの二ヶ月間に明らかになったことは、単に電力会社のモラルの欠如という問題のみではなく、市民の生活にとって「原子力は恐怖」であることを再確認させてくれた。原子力発電所たった1基の事故でさえ、チェルノブイリの事例が実証しているように広大な国土を居住不能とし、多くの人々の生命と健康を奪う。農林水産はもちろん、広くさまざまな産業に影響を与える。これを踏まえるならば、東京電力に端を発して次々と明らかになっている日本の原子力の不正は、世界中の人々の暮らしや経済活動に脅威を与えている。
東京電力の点検記録の不正は、分かっているだけでも17年以上に渡って続けられてきた。このことは電力会社内部の問題だけでなく、日本の原子力安全規制がまったく機能していなかったばかりか常に情報公開を妨げるほうに働いていたことを意味している。同様の不正は中部電力、東北電力など、他の電力会社へと広がりつつあるが、問題の性質からして、全電力会社に広がることは間違いない。いま必要なことは、広く長きに渡り原子力安全規制が機能していなかったことの原因究明と、その機能をきちんと働かせる制度改革である。ところが政府は、問題の根幹である原子力安全規制システムにメスを入れることなく、対症療法的な検査基準変更という形でこの問題を終わらせようとしている。このままでは「不正の根」はそのまま残ることになる。
このような安易な対策に終わらせず、この機会に根本的な原子力安全規制行政の改革が行われるよう、私たちは以下の提言を行う。
以上
2002年11月7日
発信元: 原子力安全規制問題国会プロジェクト
今年8月東京電力の事故隠しが明らかになり、その後も次々に問題が広がる中で、
以上のような活動を目的として「原子力安全規制問題 国会プロジェクト」を10月に結成しました。
以来、国会議員にニュースなどで情報を提供したり、集会を開き、また国会内の「原子力安全規制の確立を求める超党派議員の会」とも連携を深めながら行動しています。
私たちは脱原発こそが、最善のエネルギー政策であると考えますが、現に原発の存在する国にあって、その安全性の確保は不可欠な問題です。
そこで、上記のような「原子力規制行政 市民の提言」を作成しました。この提言はお読みいただけばわかりますように、原発が動き続ける以上絶対に守られねばならない最低限の事項だと考えます。
これに多くの皆さまのご賛同を得てより幅広い「市民の提言」として、国会議員や関係省庁に届けるなどして、この「提言」実現に向けて活動を展開したいと思います。
皆さまのご賛同をよろしくお願いします。またさらに多くの方がたに広めていただければ幸いです。
個人でも団体でも結構です。 (第一次締切:11月13日、第二次締切:11月18日です)
2002年11月7日
国・東電など事故隠し究明実行委員会内「原子力安全規制問題 国会プロジェクト」
原水爆禁止日本国民会議 原子力資料情報室 グリーンピース・ジャパン
グリーン・アクション 日本消費者連盟 ストップ・ザ・もんじゅ東京
日本YWCA核兵器廃絶と脱原発をめざすプロジェクト ふぇみん婦人民主クラブ
原子力安全規制行政研究会
原子力安全規制「市民の提言」に賛同します(下記連絡先へfaxまたはメールで)
お名前/団体名 ( )
*団体で賛同される場合は担当者名、個人の場合は所属団体や職業等を括弧内にご記入下さい。
ご住所 〒
TEL FAX メール
連絡先:
原子力資料情報室
164-0003 東京都中野区東中野1-58-15寿ビル3F
TEL: 03-5330-9520 FAX: 03-5330-9530 E-mail:
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原水爆禁止日本国民会議
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